~前編~ ニートだった僕が結婚した話をしようか

家族
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僕は21歳から1年間ニート生活を送っていました。

なぜニートになってしまったのか?

なぜ結婚まで出来たのか?

どうやって再起したのか?

実体験を持ってお届けします。

自分はずっとこのままなのか…

この状況から抜け出したい…

勇気が出ない…

今、悩んでいる、どうにかしたいけど一歩が踏み出せない。そんなあなたに読んでほしいと思います。

ニートになった理由

僕がニートになってしまった理由は社会になじめなかったからです。

簡単に言うと3つの理由がありました。

  1. 他人とうまく話せない
  2. 仕事を舐めていた
  3. やりたいことが無い

この3つです。

自分はもっと自由にいたい!

という考えが非常に強く、甘えていたことも事実です。

他人とうまく話せない

僕は上手に他人にあわせたり、相槌を打つことが苦手でした。

そして、どこか周りをバカにしてた節があります。

好きでもない上司に媚びたり、へらへらしたり、愚痴を言ったり、周りの環境が心底嫌いでした。

当時は大人ってかっこ悪い!と思っていました。

そんな僕はちょっと斜に構えていたので自分から話しかけることも無く、

初めのうちは話しかけてくれていた先輩や上司の方も徐々に距離を置くようになりました。

今となっては申し訳ないことをしたなと考えられるのですが、当時は凡人に合わせる必要なんてない!と考えていました(笑)

正直に言えば、自信が無かったのだと思います。

大したこともしていないのに自分は何者かになれている気がして、でも実際には何もできていないし何もない。

そんな自分を認めたくなかったのだと思います。

仕事を舐めていた

そんな状態だったので、もちろん他人の言うことを聞けるはずもなく、指示されることが大っ嫌いでした。

指示だけでなく就業時間やスケジュールなどを守るのも馬鹿らしく思えてしまい、遅刻はするわ業務は進まないわ…いわゆる迷惑社員でしたね。

そのため、もちろん評価もされないので悪循環になります。

~前編~ ニートだった僕が結婚した話をしようか
悪循環の図

本当にこんなサイクルと思考でした。

自分のことしか見えていませんでした。

やりたいことが無い

会社で評価されないので、もちろん仕事はつまらない。

高卒だし学もない。

日々をダラダラ過ごすだけの毎日でした。

興味があることは多少ありましたが、当時の僕は一歩踏み出すこともできずに興味でとどめてしまいました。

行動力のある人や、自信がある人は僕の飛び越えられない一歩を軽々と越えてしまうのでしょう。

しかし、自分には何もない無力感、変に育ったプライドが邪魔して動けませんでした。

そして、あれよあれよという間に会社に居場所はなくなり、退職してしまいました。

そのまま再就職先を探すでもなくニート生活へと突入していきます。

ニート生活の心地よさと葛藤

~前編~ ニートだった僕が結婚した話をしようか

ニートになると、まず初めに圧倒的解放感が生まれました。

そりゃもう羽が生えたかのよう。

そして、数か月後、得も言われぬ恐怖感や焦燥に襲われました。

天国と地獄を味わえるのがニートだと思います(笑)

ニート生活の心地良さ

自由な時間に寝て、起きて。

食べたいときに食べる。

めんどくさい仕事はない。

うるさい上司もいない。

あくせく働く社会人の通勤や、朝の情報番組が別世界の出来事のよう。

なんだか世界からぽつんと切り離されたような感覚です。

この感覚はニート以外では味わったことはありません。

ある種の仙人?みたいな達観したような考えになります。

ニート生活の葛藤

良かったのは初めの3か月だけ。

社会とのつながりが希薄になり、誰も自分を必要としていない感覚。

そして、その感覚に慣れてしまい戻れなくなりそうな自分。

曜日の感覚が無くなる。

朝なのか夜なのか分からなくなり、だんだん全てがどうでもよくなる。

実家でニートをしていたので、なんとか最低限の生活はできていましたが、

もちろん金はない。

親にも呆れられるが、今はまだ力をためている時期だ!と謎の理屈でかわす。

働かなきゃと思うほど体は動かない。

人間、望まなければ飯食ってテレビ見て寝るだけの生活でもそれなりに満足できます。

でもやはり社会性を失い始めるとどんどん卑屈になっていきます。

数か月経つと、人前に出ることに罪悪感というか、恐怖感というか、こんな僕を見るな!みたいな感覚になりました。

そして、漠然とした不安が襲ってきました。

親はいつか居なくなってしまう。

このままで生きていけるのだろうか?

このぬるま湯から引き返せなくなるのではないだろうか?

何一つまともに出来ていないままでいいのか?

こんな考えが沸いては消え、沸いては消えを繰り返し日数は経っていきました。

ニートのまま迎えた22回目の誕生日

~前編~ ニートだった僕が結婚した話をしようか

悶々とした日々を過ごしているときに、僕は22回目の誕生日を迎えました。

もちろん、祝ってくれる人なんていない…と思っていたら、唯一といってもいい友人から誘いの電話がありました。

誕生日くらい外でご飯食べよう!と。

正直、気乗りはしませんでした。

なぜなら、もう人に合うモードでもなけりゃ金も無い。

でも、誕生日だからおごってもらえるくらいの軽い気持ちで行くことにしたのです。

この一本の連絡とあの時の気まぐれな僕自身が無かったら今の僕の人生とはまるで違ったと思います。

つづく

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