この記事では、
![あなた](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/08/pose_atama_kakaeru_man-150x150.png)
🔶なんで無視するんだ…!
🔶ちゃんと指示を聞いてくれ…
🔶なんか怒らせたのか?
こんな部下を持つ大変なあなたに向けて書いています。
筆者も教育・人事部を経て100人を超える部下を持っていたことがあるので、きっとお役に立てると思います。
指示を聞かないのは敵意帰属バイアスが強いから?
![](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/24601939_s.jpg)
さっそくですが、結論です。
指示を聞かない・無視してくる部下は
『認知の歪み』の一つ、
『敵意帰属バイアス』が強くかかっている可能性があります。
認知の歪み?なんだそりゃ?というあなたは、まずこちらをご覧ください。
記事の冒頭に認知の歪みについて図解があります。
敵意帰属バイアスとは
相手にされた行為や言葉を悪意があるものとして積極的に受け取ってしまうこと
上記の心理状況のことですが、もうすこし分かりやすくご説明します。
例)上司から部下へ業務上の確認・注意をした場合
敵意帰属バイアスが健常な方
![敵意帰属バイアス弱い人の図](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/4e1b8e922895553a2ed2489355ef7b38-1024x560.png)
このように、相手も自分の非を認め、問題解決に動いてくれます。
一方、敵意帰属バイアスの強い方はどうなるでしょうか?
同じ例で見てみましょう。
例)上司から部下へ業務上の確認・注意をした場合
![敵意帰属バイアスが強い人の図](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/aef814cc2ecd072df097201895573534-1024x561.png)
上記のように
・積極的に悪意と捉え
・自分を擁護し
・やり返す
上記の3ステップが発生しやすい方は敵意帰属バイアスが強いと言えるでしょう。
そして、『やり返す』段階で何らかの攻撃行動に出始めるのです。
いかがでしょうか?
あなたが上記のような状態に悩まされているのであれば、相手は明確な敵意を持ってあなたに接していると言わざるを得ないでしょう。
そうなる前に、バイアスが強い方に最初から警戒して接するようにしましょう。
では、どのように見極めるか?以下のチェックリストを使ってみてください
敵意帰属バイアスが強い人6つのチェック
敵意バイアスが強い方は、簡単に言えば自信が無い方です。
普段の言動や仕草からチェックしてみてください!
1~2個
様子見で大丈夫です。誰にでもある一面です。
3~4個
注意!基本的には『他責思考』です。
自分は悪くない!と考えています。
5~6個
危険!バイアス強めです。
なにかのきっかけで敵意を持って接してくる可能性があるので、距離を置きましょう。
敵意を向けられた原因は?
さて、指示を聞かない・無視してくるなどなど、
一つの可能性として『敵意帰属バイアス』をご紹介しました。
しかし、『認知の歪み』は誰にでも起こりえることで、いわば解釈は人それぞれなのです。
ではあなたはいかがでしょうか?
少し目を瞑って、自分にこう問いかけてみてください。
『悪意を持って相手に接した心当たりはないか?』
あいつは話が下手だから…
あいつは仕事遅いから…
あいつはオドオドしてるから…
もしこんな感情で一瞬でも接していたら、あなたが悪いのです。
私も、少なからず相手のことを認めず接したことにより痛い目を見たことがあります…
そうならないために、
相手に対する『対処』と、
自分の『スキルアップ』の2つの視点で見てみましょう!
指示を聞かない部下への対処
![](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/24397360_s.jpg)
結論、『相手を知る』ことから始めてください。
そんな面倒なことしたくない!
アイツと話したくない!
と思っているあなた、上司・先輩失格です。
相手を知ることも、仕事を円滑に進めるための『手段』です。
そのため、コミュニケーションを放棄するということは、『仕事ができない人』となってしまうのです。
![ちょぬ](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/ac16575180312d984d97c32c056ffb16-150x150.png)
とはいえ、いきなり話しかけにくいですよね…
筆者も同じ状況になったことがあるので、よくわかります…
理由をつけて強制的に話す場所を作らなければならない!と考えました。
その時に実際に行って効果のあった2つをご紹介します。
1on1の実施
1on1とは、読んで字のごとく、一対一で行う定期的な対話(面談)です。
これにはいくつかのPOINTがあります。
上記がグランドルールです。
そして、段階的に対話内容を変えていく必要があります。
![1on1の手順](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/9920bdfa570aa516e64b672aadc784de-1024x661.png)
上記のように、信頼関係の醸成を感じられるまでは繰り返し相手を知る努力を続けてください。
なお、その中で大きいPOINTは、
『1on1の時はリラックスできる』
『1on1の時は楽しい』
などを相手に感じてもらうように、普段と違う空気感を演出してください。
評価の仕組化
さて、コミュニケーションの強化を図っている最中に、一人一人を適正に評価できる仕組みを考えましょう!
もう評価制度が存在している会社にお勤めの方も多数いらっしゃると思いますが、そうでない会社も多数存在することも事実です。
まずは、
『成果』『協調性』『業務』『モラル』の4点で分けて評価の仕組みを作りましょう!
![簡単な評価制度の図①](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/6e0950884ae4163a892e07ccd1fdd684-1024x657.png)
![簡単な評価制度の図②](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/03426cbaf6d146e308240fc31de17b4e-1024x642.png)
上記2つの図を掛けて簡単な能力評価を行えます。
例)
作業能力も高く、モラルも高い、協調性もあり成果も出ている!
◎×◎=最高評価
上記のようなイメージです。
もちろん、点数にしてもかまいません。
〇or△の部分は、お勤めの企業や部署、目指すゴールで変わってくるかと思います。
例)
完全個人の能力で売上が左右される業種(コンサルなど)
⇒協調性<成果
チームの能力で売上が左右される業種(飲食業など)
⇒協調性>成果
試しにチームメンバーや部下の能力図を作ってみると、配置や得手不得手が見えてくるのでお勧めです。
上記を簡単に用意しておくと、1on1で話すときにも課題が明確なので、業務指導に繋げやすくなります。
リーダーとしてスキルを高める
いかがでしょうか?
やはり、仕事の中ではどんなことがあろうとうまく行かないときが必ず来るものです。
そのため、リーダーとして3つのスキルをつけましょう。
もちろん、リーダーではなくても恋愛・家族関係、人間関係におけるすべてに使えるスキルなのでぜひ意識してみてください。
上記3つです。
傾聴力
『聞く』ではなく『聴く』力で、
端的に言えば『相手の話をより深く聞き、会話の中から意図を聞き出す力』のことです。
優先順位付け
業務の優先順位です。
基本的には
1.上司の指示
2.クライアント・お客様の要望対処
3.チームメンバーの課題
4.自身の仕事
の順でこなすことがおススメです。
決断力
曖昧にしない、発言に責任を持つことです。
1.後回しにしない
2.言い切る
3.失敗しても人のせいにしない
この3つを意識しましょう。
それでもダメなら
![](https://nakanaori-blog.com/wp-content/uploads/2022/09/24169155_s.jpg)
ここまで試行錯誤した素敵なあなたの言うことを聞いてくれないなら諦めましょう。
あなたの時間がもったいないのでバッサリ切り捨て、期待しないことも必要です。
もし、あなたが心に不調をきたしているのであれば、
『告発』
『転職』
の2択で環境を変えるしかありません。
部下から上司へのモラハラ
一度、上司や人事部に相談しましょう。
それでも対処してくれないようであれば、それは会社としても不当な対応ですので、
弁護士に相談することが望ましいでしょう。
弁護士であれば、アドバイスだけでなく以下のサポートも望めます
モラハラが原因の休職
・損害賠償請求
・職場へ環境配慮義務違反で訴える
・悪質なモラハラに対しては刑事告訴
いかがでしょうか?
簡単に言うなよ…という声が聞こえそうですし、筆者も実際にはここまで動けませんでした。
きっと、優しいあなたはためらってしまうと思います。
職場を見直す
人間関係には当たり外れがあるのが事実です。
そのため、あまりに苦痛であれば転職活動を始めても良いのでは?
今はあなたのキャリアに合わせたアドバイスをしてくれるエージェントがつく求人会社がほとんどです。
筆者は7回転職していますが、自分で見つけるのとエージェントがつくのでは全く違います。
エージェントの強力なメリットは5つです。
あなた自身が今後のキャリア形成をしていく中で、『やばい奴』に邪魔されないように、そして仕事自体が嫌になる前に行動に移してください。
当ブログが明るいワークライフのきっかけになれば幸いです!
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