【図解】企画を横取りされた…手柄やアイデアを盗む最悪な男の心理は?

上司
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この記事で分かること💡
  • 手柄を取る人の心理
  • 手柄を取られないために
  • 上司に認めてもらうには

職場の人間関係に悩まない人はいないと言っても良いでしょう。
年齢・性別・はたまた国籍まで違う人たちが一緒になって何かを成し遂げるのですから、それは多少の衝突があってしかるべきだと思います。

しかし、どうしても許せない…ムカつく…!という人、
1人や2人や3人や4人…10人くらいいますよね!


今回はその中でもイラつき度MAXな
『手柄を平気で奪うやつ』
をテーマにお伝えします。

手柄を取られた!なぜそんなことするの?

企画を横取りされた…手柄やアイデアを盗む最悪な男の心理は?

結論、本人に悪気がないからです。
そんな馬鹿な!!
と思ったあなた、本当なのです。


そこには、本人でも理解できていない『認知の歪み』が存在します。
まずは『認知の歪み』からご説明します。

認知の歪みとは?

簡単に言うと、『同じ出来事に対して歪んだ捉え方(認知)をすること』
分かりやすく図で解説します。

ネガティブに作用した場合

企画を横取りされた…手柄やアイデアを盗む最悪な男の心理は?

上記のように、
同じ出来事(指摘)に対して
歪んだ(ネガティブorポジティブ)
捉え方(認知)
をすること。

ポジティブにも作用します。
同じ図で見てみましょう。

企画を横取りされた…手柄やアイデアを盗む最悪な男の心理は?


これを『認知の歪み』と言います。
よく言う『人によって捉え方が違う』の心理学的名称です。

ちなみに認知の歪みは誰しも起こり得るものなので決して悪いというわけでは無いのでご注意ください。

ちょっと待て!
手柄奪ったアイツと関係ない気がするぞ!!


と思ったあなた、まだページを閉じないでください!
じつはこの認知の歪みが原因によるケースが多いのです。

利己的帰属が原因?

『利己的帰属』とは?
誰にでも備わっているもので、いわゆる自分が一番かわいい!のことです。
そう、これも認知の歪みの一種なのです。

具体的には

  • うまくいったことは自分の貢献を大きく見る
  • 失敗したときは自分の責任を小さく見る

不思議と、嫌いなあいつが目に浮かんだのではないでしょうか?
しかし、上記は少なからず誰しも心当たりがあると思います。

そして、手柄を奪う人はこの『利己的帰属』が非常に強い人である可能性が高く、
そのような人は『自己愛性人格障害』の可能性があるのです。

自己愛性人格障害だったCさん

今回のケースは、ある商品開発のプロジェクトで起こった出来事です。

POINT
  • 上司に新しい商品の開発を命じられた
  • 担当はAさんBさん
  • Cさんは担当外だが同じ部署
  • 3人は同僚
  • 一週間後に企画発表を行う


まずは最初の打合せ

Aさん
Aさん

ではアイデア出しからやりましょう。
よろしくお願いします。

Bさん
Bさん

はい、よろしくお願いします!

こんな形で始まった企画、しかしなかなか良いアイデアも出ずに煮詰まってしまいました。
そんなときに、休憩所でAさんはCさんと出くわし、一服しながら会話していました。

Cさん
Cさん

お疲れ様!なんか大変そうだね?

Aさん
Aさん

いやー、なかなかアイデアまとまらなくて…
ぼくは○○のような商品が良いと思うんだけど…

Cさん
Cさん

え、それめっちゃ良いじゃん!
それで行こうよ!

Aさん
Aさん

本当?ありがとう!
よーし、じゃあ発表はこれを元にまとめよう!

Cさんに背中を押してもらって、Aさんは発表会に向けて準備を取り掛かったのでした。
しかし、翌日出社したときに、上司とCさんがこんな会話をしていました。

Cさん
Cさん

この間、AさんとBさんにお願いしていた企画、
こんなアイデアどうですか?

上司
上司

いいねぇ!そのアイデアで行こうか!

そうです。Cさんが上司に話していたのは、昨日の喫煙所でAさんが話したアイデアでした。

Aさん
Aさん

なんで…!僕のアイデアなのに…!

しかし、わざわざ上司に『それ、僕のアイデアですよ!』というのも変だし結局泣き寝入りしました。
そして、発表会も行うことなく上司はCさんから聞いた話を採用してしまいました…

自己愛性人格障害の特徴と思考

おおきく3つのPOINTがあります。

  • 賞賛への過剰な欲求
  • 過剰な優越感(誇大性)
  • 共感力が低い

今回のケースでは『賞賛への過剰な欲求』が原因と考えられます。
そして、先述した『利己的帰属』が掛け合わさり、このような思考になっています。

企画を横取りされた…手柄やアイデアを盗む最悪な男の心理は?

上記のように、ほんの少しでも自分が関わっていれば、『自分のもの』に変換されてしまうのです。
そして、共感性の無さから、周りに『なんだアイツ!?』と思われても気にもしません。


なぜなら、そもそも他人の視点に立つことができないので、悪気すらないのです。

対処法は?

【図解】企画を横取りされた…手柄やアイデアを盗む最悪な男の心理は?

結論、『記録を残す』ことと『定期的な進捗報告』です。
仕事では、よく『誰が言っていたか?』で揉めたりトラブルになるケースがままあります。

これは、『文章に残っていない』ことが原因で、さらに上司に言われた期限ぎりぎりまで一報もせず、期限当日に一気に資料提出や報告をすることが掛け合わさって、問題が複雑化します。

例えば、今回のケースでの対処法は3つです。

  • 会議後に議事録をまとめる
  • 会議後に議事録を上司に送る
  • タイミングを作り議事録と共に自身の考えを上司に話す

いかがでしょうか?
これだけで翌日のCさんの話はAさんが考えていたものと分かりますよね?

企画を任されている以上、ある程度の信頼もあるでしょうから遠慮しすぎずに上司に逐一報告してみてはいかがでしょうか?

仕事は100%を目指すよりも60~70%で上司に『報告と相談』という形で話し、アドバイスをもらいながら軌道修正していく。
これが一番ストレスなくスムーズに仕事が進みます。
ぜひ試してみてください。

ムカつくあいつへのブロックにも効果的ですよ!

上司の評価を得るために

【図解】企画を横取りされた…手柄やアイデアを盗む最悪な男の心理は?

今回のケース、あなたがもし似たような状況でモヤモヤしているのであれば、それは『上司の評価を取られたから』ではないでしょうか?

しかし、上司もバカではありません!…よね?
そんな一コマだけでCさんの評価が大きく上がるわけではありません。

仕事は『結果がすべて』とは聞きますし、その通りだとも思います。
しかし『チャンスの与え方』は別です。
もちろん、結果を出してくれそうな人にチャンスはめぐるのですが、仕事にはいろいろな結果があります。

たとえば
『売上を上げてほしい!』
『管理を強化してほしい!』
『チームをまとめてほしい!』

上記が目指す結果であれば、

売上⇒営業が得意な人
管理⇒数字を読む力が強い人
チーム⇒教育力がある人

のようになります。
全部違う能力ですよね。

そして、大きな仕事を任される人は『継続して続けている強み』がある人にチャンスが訪れます。
一時のモヤモヤ、ムカつくアイツは置いておいてあなた自身が毎日頑張っていることを継続していきましょう。

そもそも上司がダメな奴

さて、元も子も無い話ですが上司が手柄を取るタイプ・責任は負わないタイプであり、
部署移動も見込めなそうであれば、さっさと転職しましょう。

無責任に聞こえるかもしれませんが、上司には当たりはずれがあります。
そして、それでも過去になんらかの実績を出した人なので、なかなか変わりません。

あなたの時間は有限です。


評価もしない・されない、仕事をしない・任せてくれない。
それじゃあ給料もスキルも上がりませんよね。
そんな上司のもとに居て今後のあなたの輝かしいキャリアはどうなってしまうのでしょうか?

今は、終身雇用も崩壊して、個の力で生きなくてはいけない時代です。
筆者もそう感じているからこそブログをはじめましたし、新しい力をつけるべきだと思います。

筆者は7回転職しているのでよくわかりますが、こだわらなければ働き口はいくらでもあります(笑)
人間関係での退職も何度も経験していますが、やはり人間関係が良い会社は長く続くものです。

どうかこのブログを読んだあなたが、少しだけあなた自身のキャリアについて考える時間になれば幸いです。

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